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慶應義塾大学の精子提供が停止される

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35608750R20C18A9000000/

「出自を知る権利」の問題で受付を停止したようです。提供者は社会的地位のある方も多いでしょうから、「面倒事」を避けたかったのでしょう。すべてが悪い方向に働いています。

日本は政府が精子提供について曖昧な態度を取っており(というよりほとんど無視)、そのため精子提供について国民の認知度が低く、「怪しい」「危ない」という印象を抱く方も多いです。今回の決定はそれを受けてのものでしょうが、その傾向に拍車をかけるでしょう。これで、公的で安全な精子提供サービスがまた一つ減りました。

私は常に、「自分が精子提供しなくてもいい時代」が来ることを望んでいます。精子提供サービスが、民間でもボランティアでも豊富にあり、それぞれの人が自由にそれらを選択でき、自分が望む形の家族が作れる。このような時代が来れば、私のようなボランティアは不要です。

しかし、それはまだ遠い道のりのようです。今もひっきりなしに提供希望者の方がやってきます。私は月に7〜8人に対し精子提供をしていますが、当面の間はこの状況が続きそうです。日本が早く変わってくれることを願うばかりです。

お問合わせはこちらのページからお願いします。

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