提供を希望される方の中には、「子どもには精子提供のことは生涯伝えるつもりはない。万が一ばれないためにも、両親の組み合わせで生まれうる血液型のドナーを選びたい」と希望される方もいます。
基本的にどのようなドナーを選ぶべきかは被提供者の自由です(個人的な観点からの基準は提案しています)。従って血液型に関しても自由なのですが、個人的には血液型にあまりこだわる必要はないと考えます。以下、その理由を述べます。
第一の理由として、血液型は健康診断等では開示されません。血液型は病気と関係がないからです。従って子どもが自分の血液型を知る可能性は低いです。
第二の理由として、先に述べた理由により、親の血液型を子どもに知られる可能性も低いです。仮に子どもに聞かれても「調べたことがないからわからない」と言ってしまえばそれまでです。血族であろうと、自分以外の血液型をこっそりと調べる方法はほとんどありません。
結論として、血液型のことは気にしなくてもいいと考えます。