先日、日刊SPA! から取材を受けました。記事内容はリンク先を読んでください。
私は精子提供の制度そのものに昔から興味があり、日本の現状や諸外国との比較を長い間行ってきました。このサイトでも何度も述べているように、日本は法整備が不十分であり、それがトラブルの原因の一つとなっていると考えています。上記の記事のケースはその一端と言えるでしょう。
当サイトは、事前に対面または通話アプリを用いたビデオ面談を必ず行っており、お互い顔を合わせて事情を説明し、納得頂いた上で精子提供を行っています。提供の前には、必ず重要事項を説明・同意してもらい、認識の齟齬がないよう、入念に説明をしています。
提供を受ける女性に対する説明が不十分だったり、子どもを健全に育てられる環境ではなかったりした中で提供をしてしまうと、結局は子どもにしわ寄せが行き、何の罪もない子どもが苦しむことになってしまいます。そのようなことが起こらないように、私はこれまで十分に注意して精子提供に臨んできました。
精子提供をお考えの方は、トラブルに巻き込まれないように、以下の点に気をつけてください。
まだまだたくさんありますが、多すぎても困ると思いますのでこの辺にしておきます。
「トラブルに巻き込まれるかもしれない」と思った場合は、提供を受けることを中止するよう強くお勧めします。精子提供において最重要視すべきものは、容姿や経歴ではなく、相手に対する信頼です。他の全てが優れている(ように見えた)場合でも、信頼が崩れ去ってしまえば全てが無意味です。子どもは生まれれば終わりではなく、その後20年近く一緒に暮らしていくことになります。そのことをよく考えた上で、慎重に精子提供者を選んで下さい。
一日も早く、精子提供が法律によって規制・運用され、誰でも安心・安全に利用することができる日が来ることを願っています。